CPAP (経鼻的持続陽圧呼吸療法/CPAP:シーパップ)とは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。睡眠中の気道を確保する治療法です。
健康な人であれば、息を吸うと横隔膜が収縮して胸腔がひろがり、胸腔の中が陰圧になります。この陰圧によって空気が鼻の穴からのどを通り、気管から肺に流れこみます。しかし睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは吸気時の僅かな陰圧でも容易に粘膜が引き込まれ上気道が閉塞します。そこでCPAPを使うと鼻から上気道に空気を送り込んで上気道を陽圧に保ち、この閉塞を防ぎます。すると患者さんは鼻でスムースに呼吸をすることが出来るようになるのです。1日約4時間以上の使用で効果があると言われます。
 
しかし、一見便利なような装置ですが、根本的治療ではなくあくまでも対症療法でしかないという点も挙げられます。また装置が大きく、持ち運びが不便なため次第に使用しなくなってしまうといったデメリットもあるでしょう。また、快適な睡眠を得られるCPAP療法なのですが、人によっては逆に苦しくなる人もいるようです。CPAPは機器であり、空気をおくりますのでその「騒音」、「振動」に不快感を示す人もいます。「酸素マスク」的なものを装着しますので、それが気になったり鼻の乾燥や圧迫感を伴うのでそれも気になってしまいます。CPAPの操作自体は簡単なのですが、圧力が漏れないように調整したり、寝がえりが出来ないなどのマイナス点もあります。このように考えると、継続的な使用に難点があるのも事実です。

そのような方には歯科の観点から最新の睡眠時無呼吸症候群の治療法である「マウスピース治療」をおすすめしています。これは、身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびきと無呼吸症候群に用いられています。治療用に開発された特殊な形状のマウスピースで、歯科装具(医療用具)です。装着すると気道が開き空気が良く通るので、いびきや無呼吸が止まります。口にはめるだけで、極めて高い効果を発揮し有効率は90%です。


トップページへ
患者様の声
ファミーユ歯科
歯周病インプラントセンター東京杉並
 
COPYRIGHT (C) FAMILLE DENTAL OFFICE,ALL RIGHTS RESERVED.